ワンマンからワンチームへ。12,000字に込めた、ワンメディアの新経営陣クロスインタビュー
目次
11期に向け、ビジュを整えた明石
祝!6月10日でワンメディアは10周年
“天才型田舎のヤンキー” と “ポジティブの鎧を纏った東大卒” がツートップのワンメディア
COO余頃・執行役員香川をVOGUE 【73 Questions | 73の質問】的な感じでご紹介!
ワンメディア流 クリエイティブの要は “企画の本質” と “エゴ”
学生時代から紐解く現在に通ずるルーツ
結局のところ後輩に慕われているのか、いないのか
この際だし、お互いに言えないこと言っちゃお
採用強化中!良識ある野心家、募集
ミッション・スタイルを刷新
“これから” に向かい、全力でやりきり続ける
メンバープロフィール
11期に向け、ビジュを整えた明石
明石:では、やっていきましょうかね!
余頃:あれ、ガクトさんヒゲが整っていますね?
香川:えー、ほんとだ!てかまず三つ編みに関して捌くべきなのでは!?
余頃:あぁ...!
明石:よくぞ気づいてくれましたね、この細部に宿るおしゃれを。ヒゲにストパーかけてきましたよ!あと気合いの三つ編みね。各所では「練馬で見ました!」とおふざけコメントをもらいましたが、俺はラッパーのD.O じゃないぜ…
祝!6月10日でワンメディアは10周年
明石:創業から苦節10年…。10期目にして大きな数字目標を達成したし、11期もはじまるからね!気合い入れてビジュを整えてきましたよ!さてさて、6月10日に発表するプレスリリースにこの経営陣クロスインタビューが載るんですけど...
余頃:香川さん、6月10日って何の日かわかりますか?
香川:え...ガクトさんの誕生日?いや、違うかそれは違う違う…
余頃:誕生日ではあるが...!?
香川:創業記念日だ!!
明石:そうです、ワンメディアの創業記念日ですよ!!しっかりしてくれ!
香川:…撮れ高を意識したボケです…
“天才型田舎のヤンキー” と “ポジティブの鎧を纏った東大卒” がツートップのワンメディア
明石:ワンメディア創業10周年記念ということで、この素晴らしきタイミングに合わせて、余頃(よごろ)が取締役COO 、香川(かがわ)が執行役員エグゼクティブプロデューサーに就任しましたね!おめでとう、そしてよろしく頼むぜ!
そんな2人ですが、とにかく敏腕で鬼才なのに社外にはほぼ知られていないのが悔しい、ということで、このクロスインタビューを通して、2人の人となりを全方位的に知ってもらいたいという意図です。
余頃・香川:ありがたい限り。
明石:じゃあさ、じゃあさ!まずはお互いを紹介し合うってのどうですか!?
余頃:ガクトさん、めっちゃ楽しそう(笑) 香川さんは、めちゃめちゃ天才型だなと思うんですけど、本質は田舎のヤンキーです。
明石:田舎のヤンキーこと香川は余頃をどう思ってますか?
香川:ネガティブっていう概念がない人ですね、表面上は(笑) でも実は裏だとめちゃくちゃネガティブ。
明石:え!?裏はネガティブなの!?
香川:多分ネガティブだと思いますよ...
余頃:ポジティブの鎧が完成されているところがあると思います…
明石:なるほどね...田舎ヤンキーとポジティブ鎧が我が社のツートップなわけですね!?癖がすごい!確かに余頃はポジティブの鎧をめっちゃ纏うよね。何を言われても “私、怒ってますよ” っていう雰囲気を出さないよね。だけどたまに感じるのよ(笑) 今、余頃キレてるってのを。あれ、怖いですよね。
香川:何が恐ろしいかって、笑顔なんだけど実はめちゃくそブチギレているところですよね。
明石:(笑)
香川は確かにめちゃくちゃ田舎のヤンキーですね、趣味がパチンコだもん。あとどんなにかっこよくしようとしてもダサくなってしまう。イケメンなのにまじでもったいないよ、もはや才能。
余頃:わかります。トヨタ自動車さんなどの一流企業やオリンピック関係のプロモーションを担当していて仕事は超かっこいいし、生まれ持った素材もいいのに...(笑)
明石:身長も高くて顔もそれなりにシュッとしてて仕事ぶりも良い。だから企画内容は抜群に良いのにうちがプレゼンに負ける要因=香川の服がダサいせい、だと思ってISSEY MIYAKE の洋服を買ってプレゼントしたっていうエピありますからね。
香川:ちなみにISSEY MIYAKE の服を着て大型プレゼンに臨んだ結果、勝ちました。
明石:他にも俺のセットアップとか渾身の私服をいっぱいあげたんですよ。なのにどうしてこうなった...?って思う時あるもんな。
余頃:ガクトさんのファッションチェック、やばいですね(笑)
明石:その辺がやっぱ田舎のヤンキーっていう感じしますよね。
香川:永遠に垢抜けないっす。
明石:そんな2人なんですけど、それぞれ出身は広島と香川で育ったということで。当時は瀬戸内海を2人で挟んでいたってことですよね。そもそも香川県出身の香川ってどうなのよ?
香川:大学生くらいまでは、ひと笑い取れてましたがそろそろ言うの恥ずかしいです。
COO余頃・執行役員香川をVOGUE 【73 Questions | 73の質問】的な感じでご紹介!
明石:じゃあここからはVOGUE の【73 Questions | 73の質問】的な感じで、一問一答形式でやっていきましょうか!
明石:じゃあ何か人生の中で印象に残った広告は?
余頃:1番好きなのは「博報堂」ロゴデザインですね!
明石:最近変わったやつの方?
余頃:1つ前のロゴですね!赤い四角が縦に2つ並んだデザインだったじゃないですか。パッと見ると、赤い四角2つに見えるんですけど、余白に隠されてるのが博報堂の頭文字「H」なんですよ。それって「私たちはブランドを際立たせる黒子的存在である」みたいな意味が含まれてるんです。私、実は最初に広告に出会ったのが、大学でやってた博報堂のゼミなんです。「ブランドデザイン」というテーマを教えてもらってたんですが、この思想が凝縮されたロゴがめっちゃかっこええーって思って。
*参照:博報堂のロゴから伝わる想い|みんロゴブログ
https://www.otsuka-design.com/logo/blog/?p=646
明石:香川はどうですか?
香川:サガミオリジナルの「LOVE DISTANCE」ですね!もうめちゃめちゃ好きで、僕は「LOVE DISTANCE」を見て広告業界を目指すきっかけになったんです。
*参照:LOVE DISTANCE|サガミプロジェクト|相模ゴム工業株式会社
https://www.sagami-gomu.co.jp/project/love_distance
明石:じゃあワンメディアに入ってから携わった仕事の中で、自分の1番のお気に入りは?
余頃:リクルート様のホットペッパービューティー×ブルーロックコラボの『エゴい髪型でキメろ』ですね!
※TikTok for Business主催、TikTok for Business Japan Awards 2024にて「Best UGC Driver」部門、部門賞を受賞
香川:東京海上日動火災保険様の『モンハン保険』です!
※Google主催、 YouTube Works Awards Japan 2022にて「Best Target Reach部門」部門賞を受賞
ワンメディア流 クリエイティブの要は “企画の本質” と “エゴ”
明石:2人はビジネス側・クリエイティブ側と立場は違うけど、 クリエイティブにおいて1番大事だと思うことを一言で教えてください!
余頃:“一言で言い表せるかどうか”
香川:“エゴ”
明石:お、いいですね!ちょっと掘れそうなのでディスカッションしましょうか。余頃は”一言で言い表せるかどうか”、ということだけど、企画の本質をバシッとこう言えるかどうかみたいなこと?
余頃:そうですね。一言で言えればクライアントさんにも伝わるし、社内でも語り継がれ、ユーザーにも意図が伝わる。裏側では色々緻密に練り上げられてるが表面上は一言で伝えられる、という部分が大事だと思います。
明石:余頃のお気に入り案件『エゴい髪型でキメろ』は一言で言うと何なんですかね?
余頃:“キャラクターの髪型チェンジ”、ですね!
明石:おお、なるほど!“キャラクターの髪型チェンジ” を通してホットペッパービューティーというものを知ってもらうということですよね、素晴らしい。
香川:それ今度言おう。
明石:香川は “エゴ” ってことなんですけど...
香川:『モンハン保険』でいうとゲーム実況で損害保険を解説するというのが新しい試みだったんですよ。エンタメとしての魅力を損なわずに、いかに突っ込んだ訴求ができるかが大事でした。ただ動画の内容を東京海上日動様と考えていく際、「実際の保険と矛盾がないか」「誤解を招かないか」という損保ならではの壁が多くあったんです。ただ、僕らとして “視聴者との接点づくり” を強く意識して「モンハン×保険」の魅力を実現させるため、2点を重要視していました。
- 作り込まないリアルな会話を引き出すこと
- モンハン、ゲーム実況界隈から火をつける
なので、先方のご意見も伺いつつですが、“制作側によるエンタメ性へのこだわり”、言ってしまえば僕らのエゴをお伝えし、話し合った結果、生まれたコンテンツなんです。
明石:クライアントの要望と自分たちのエゴのバランスって難しいよね。けど、結果、クライアントのためになるなら交渉して納得してもらいエゴを聞き入れてもらうことが大事ってわけだね。じゃ、次のお題は… 今のポジションになるまでに1番大変だったことは?
余頃:自分ができない事をちゃんと認識すること。
明石:自分ができる範囲とできない範囲の線引きをちゃんとして連携する的な?
余頃:ですね。私、正直なところあんまり挫折したことがないんですよ、学生時代も前職時代も(笑)でもワンメディアに入社してみたら、できない領域の方が多くて、その状態が新鮮であり1番苦戦したことですかね。「あ、これできないかも。」と思うことが多かったというか...
香川:全くそうは見えなかったっすけどね(笑)
明石:香川はどうですか?
香川:制作現場のプレイヤーからマネージャーに変わった瞬間ですかね。僕がマネージャーになった瞬間、僕の上にいた先輩たちが全員いなくなった事もあり、ワンメディアにおけるマネジメントとはなんぞや、みたいな事を誰にも聞けなくて。
明石:出たな!伝説の組織崩壊事件。
香川:わけもわからずプレイヤーのままの価値観でマネジメントをやってたら、後輩がどんどん辞めていって…あの時は絶望でしたね。
明石:人材流出が止まらなかったのは香川のせいでもあったわけだな。
学生時代から紐解く現在に通ずるルーツ
明石:組織崩壊時代は確かに本当に大変でしたからね。それを乗り越えて今があるんですけど。じゃ、お互いの第一印象は?
余頃:私、ワンメディアに入る面接で香川さんのYouTube チャンネル企画資料を見せてもらって感動したんです。超かっこよくて、同年代でここまでやるヤツいるんだって思ったし、それこそエゴというか資料に熱量を感じました。で、入社前に全社飲み会に参加させてもらったんですが、そこでやっと香川さんらしき人と対面して…。話しているテンションとかクリエイティブっぽさからその人を勝手に香川さんだと思ってたんですけど、実は全然違うメンバーだったという(笑)
香川:(笑)
余頃:で、その後紹介されたのが酔っ払いながら走り回っている本物の香川さんでした。
明石:切なすぎ。待って。基本、激ヤバエピソードしか出てきてないので、ここでフォローするわ。この2人ってめちゃくちゃ働いているんですよ!大体、夜中にワンメディアのオフィス明かりがついてるとしたら、この2人のどちらか、あるいは両方いる。それに毎週水曜日はワンメディアとして「リモートワークOKな日」に定めているんですけど、そんなに家にいたくないのか!?ってぐらい2人はオフィスに出社してるよね。
香川:土日含めて会社に行くことも多いんですが、余頃さんがいなかった時ないです(笑)
明石:え!?
香川:オフィス行ったら定位置に余頃さんがいるんですよね。
明石:来なくていい日に来て、なおかつ絶対に余頃もいるってことでしょ!?それがすごいよね。もはやおっかないわ。
香川:逆にいない時ちょっと違和感を覚えますもんね(笑)
明石:2人はオフィスが好きなの!?
余頃:家で仕事するのが嫌ですね。本当はカフェとかサードプレイスで作業するのがベストなんでです。ただ、長時間は居座れないので結局、オフィスに行きます(笑)
明石:じゃあ、受験勉強はカフェでやってたタイプだ。
余頃:小学校の時はリビング、中高は自習室、最終的にマクドナルドかスタバみたいな感じでした。
明石:常に第三者がいる場所で勉強するタイプか!香川は?
香川:僕、廊下っすね。
明石・余頃:(?)
香川:職員室の前の廊下に机が置いてあったんです。いつでも先生に聞けるからここで自習していいよ、みたいなスペースが。
余頃:香川さん積極的に勉強するタイプだったんですね、意外です(笑)
香川:いや、そこに行かないと勉強しないんで。
明石:俺は予備校の自習室だったね。パーテーションで区切られてるブースで。
これキャラクター出ますね!自分の勉強のスタイル未だに引きずるんだなぁ。俺、集中してるときは話しかけられたくないからさ。
香川:じゃあガクトさん、オフィスめちゃくちゃ居心地悪いんじゃないですか?
明石:めちゃくちゃ悪い。俺のデスクの場所がもはや受付だもんね。
明石:でもみんなが働いてる姿見るのもいいんですよ、実は!
明石:香川さん黒似合うと思いますよ。問題は俺が黒の高価なジャケットをプレゼントしてもなぜかオシャレにならない日があるっていうか。
香川:姿勢と筋肉の問題ですよ、つまりは筋トレ!
明石:ああ!確かに香川、姿勢が悪いね!
筋トレはワンメディアとしてもちょっと推奨していきたいなっていう機運がありますよね。ただ、省平さんが筋トレのしすぎで、背中の筋肉がダメージを受け、あげくの果てに肉離れを起こすという事件が2週間前に起こったけどね。
ワンメディアを創業期から支える斉藤省平。社長室で新規事業の種となるR&Dを担当。実はアメリカとフランスの在住経験がある帰国子女。
香川:え、あれ筋トレのしすぎが原因なんですか?
明石:そうそう。「お前、筋トレしてたっけか?」みたいな意外性も面白かったです、はい...
結局のところ後輩に慕われているのか、いないのか
明石:では、後輩社員から言われて嬉しかったことは?
余頃:佐々木さんに「実はすごいお姉ちゃん的な存在だと思ってます」っていうのを、佐々木さんの結婚式のお手紙で書いてもらったこと。
▲ワンメディアの営業部マネージャーでありビジネスプロデューサーの佐々木。こう見えてZ世代。(あとTikToker)
余頃:そう思ってくれるような振る舞いができている自分にびっくりしました(笑)
香川:僕が後輩から言われて嬉しかった事は…無いかも(笑)
明石:まぁ、マネージャーになりたてだった当時の香川は 「左ききのエレン」でいう俗に “闇一” っていうか。主人公の「朝倉光一」が尖りまくってる時のことを “闇一” って言うんですけど。あの時の香川はなんかちょっと...厳しかったですよね。
香川:そうですね、振り返ると良くないですよね。僕の下に当時の僕がいたら怒っていたと思います。
あ!でも「香川さんに教えてもらってから資料の作り方を変えた」みたいなことを言われた時は嬉しいですね!
明石: 香川 “闇一” ver.でも後輩メンバーがスタイルを学んでやり方変えてくれたってのが嬉しかったと!
香川:あ、ちゃんと聞いてくれたんだ、参考になったんだ…というのがやっぱ嬉しかったっすね。
この際だし、お互いに言えないこと言っちゃお
明石:じゃあ次は、お互いにお願いを1個してみますか。
余頃:「もうこれ以上、モンスターを飲まないで」。1個でもヘルシーな習慣を取り入れてほしいですね!
明石:だって、香川の好きなことはパチンコ・エナジードリンク・コンビニのおにぎり・タバコ... ちょっとバンカラすぎやしないかと!?
香川:某クライアントさんに「プロテインを飲みなさい」って言われました。
明石:余頃からは「エナジードリンクをやめてほしい」というお願いですね。
ちなみに気づいてくれないので自分で言いますが、「モンスター」「レッドブル」とか言わずに「エナジードリンク」と言い直すあたり広告事業やってる経営者としての器を感じますよね!?
余頃・香川:素晴らしい
明石:自分で言うの恥ずかしいから逐一褒めてくれよ!?
香川:すません。僕から余頃さんへ、でいうと「もうちょっと毒出してほしい」ですね。
明石:鎧の下に隠してんだ?
香川:そうなんですよ。なので、もうちょい出してもらえるとこっちも安心するんですけどね。
明石:ムカついた時は一体どうしてんの!?
香川:家にサンドバッグあると思ってます。
余頃:私、喜怒哀楽の怒りがあった時の方がエネルギーが発揮できるんです。なので、結果自分のためになるから、むしろ「ムカつくこともありがとう」と思ってるかも。...っていうのが鎧なのかな。
明石:怒りを推進力に変えてんだね。
香川:鎧だと思ってたものが、実は鎧じゃなかった可能性があるなと思ってきました。
明石:俺、未だにムカつきながら朝起きることあるけどね(笑) なので自分の人間の小ささを今感じてしまいました。香川のちょっとたまには毒を出してほしいってのは本音が聞けてない感じがするってことなんですか。
香川:僕、プロジェクトを進行している時、すごいモヤモヤすることあるんですよ。それは、誰かじゃなくて「これは本当にいい方向進んでるのかな」「この進め方本当に良かったのかな」みたいな。そういう時に僕、不機嫌になりがちなんですよね。余頃さんはいつも笑顔でポジティブに進めているから…
余頃:営業って基本ギャップを埋める仕事じゃないですか。なので、ギャップが分かった時点で「オッケー、ここのギャップを埋めればいいじゃん!」って思って解決します。だから、私は状況が分からないときが1番モヤりますね。ワンメディアへ転職した理由にもつながるんですが、大きな組織にいるとある程度の決裁権や意志決定のハンドルを握るまでにどうしても時間がかかりますよね。だけど今は取締役COOになって、責任範囲は増えますが、多岐にわたる権限を持てるようになりました。なので「もうやるしかない!」ってギアが入っているのでポジティブに進められますね!
明石:なるほどね。
この6月から11期に入るということで組織を拡大していくフェーズなんですけど、どういう組織にしていきたいですか?
余頃:デカくなくていいから強い組織。
香川:色を取り戻したい。
明石:色というと?
香川:色=ワンメディアらしさ、ですかね。インフォグラフィックスメインで縦型動画を作っていた時代、その業界的に「ワンメディア、すげぇ!」ってなってた時期があったじゃないですか。今はその時代の知見を踏まえ、少し違う方向に着手して別軸で成果を上げ始めていますから...
明石:いやぁわかるよ、わかる。
採用強化中!良識ある野心家、募集
明石:11期のテーマは「ワンマンからワンチームへ」ですが!
かつて俺がワンメディアを作り上げていると思い込んでいた・社外にそう見せている時期があったけど、やっぱそれだと高い山は登れないんすよ。 で、見せ方や実態含め「みんなでやっていこうぜ!」っとチェンジした10期はとてもいい成果が出た。11期からは俺の色じゃなく、みんなで色を作ってこうぜ!みたいなことですね。じゃあそれぞれどういう人にワンメディアに入ってほしいですか?
余頃・香川:野心がある人。
明石:いろんな野心があるじゃないですか。もうちょっと解像度を上げるとどうですか?
余頃:現状に満足しない人。
明石:何らかの成長とか、自分の責任範囲を広げたいとかってことだよね?
余頃:もっと成長したいし、それを自分なら出来る、と思っている人。「自分ダメだ」「憧れてるだけ」じゃなくて、自分もそこまで行けるって思ってる感じですかね!
明石:それって余頃がさっき言った「大きい会社の中で狭い範囲の決裁権じゃなく、もっと権限を与えられれば私が変えてやるんだ」っていう部分にも通ずるわけですね!
余頃:そうですね!自信とプライドは大事だと思ってます!
明石:確かにそういう人を採用しがちですね(笑) 「この人すげえ自信あるな」みたいな人が最終面談に上がってきてびっくりしますもんね。ちなみに香川にとって野心がある人ってどんな人ですか?
香川:理想がある・理想を守ってる人ですね。それは作りたいものでもいいですし、働き方でもいいんですけど。
ミッション・スタイルを刷新
明石:色々ディスカッションして、 ついに会社のミッションとスタイルを今回大きくアップデートしましたね。ナレッジワーク麻野さんには多大なるサポートをしていただきました(泣)
*麻野耕司 / ナレッジワーク (@asanokoji) on X
https://twitter.com/asanokoji
めっちゃ大変だったけど、考えたんです。スタイルが3つあるんですよね、ドンっ!
明石:まず『ファーストフォロワー』であれ。じゃあ2人にとって「私のこんなとこがファーストフォロワーだ」というのを教えてください。
余頃:基本「いいね」って言う回数が多い気がします!
明石:確かに「それいいですね!」って言ってくれる。NO じゃなくてYES から入るけど、さらに後からMORE をくれるよな。じゃあ、香川は?
香川:可能性が広がるな、面白いなと思った社外のパートナーをすぐに巻き込む(笑)
明石:確かに新しいクリエイター・監督を見つけて来ることに意欲的ですよね。トヨタ自動車の仕事でも、VFX Artist の涌井 嶺さんをアサインしていましたけど。
*Ray Wakui / 涌井嶺 (@Ray_T6L) on X
https://x.com/Ray_T6L
涌井さん、本当に俺も好きだし最高だと思うけど、今は人気すぎて俺たちの依頼受けてくれんのかな、みたいな(笑)涌井さーん!この記事見てるぅー!?
香川:ぜひ今後ともお付き合いのほど、お願いしまーす!!
明石:じゃあ次は『常に前のめり』ここはどうですか?
余頃:基本全部やってみたい!
香川:今や人事・労務・経理も...
明石:本当にすごいんだよ!?余頃に営業のトップを任せた時、これで俺は「クリエイティブに専念できるな!」と思ったわけですよ。でもクリエイティブの決定権を香川に任せ、その結果、じゃあ俺は人事とかPRとかやろうかなと思ってけど、採用のセンスが全くなかった...。
そしたら余頃から「私、やります!」って言われて「ええ、そんな忙しいのに。で、大丈夫...?」って。でもできてるからすごいよな。最近はマーケPRもですね、私の手を離れて余頃が担っていますよと。で、コーポレート部門をこれから立て直さなきゃいけない今、経理とか労務とかも仕組み化してくれて。株主の皆様から「明石は何をやってるんだ?」と。
香川:しれっと明かしましたね、ワンメディアの大きな課題を(笑)
明石:(笑) あ、ちなみに香川もめちゃくちゃ働いてくれてますよね。社内で「香川は2人いる」という都市伝説が浮上しているし、なんなら俺は香川双子説を疑っている。余頃にしても香川にしても、全力以上の全力でやりきってくれるわけですよね!じゃあそんな香川の『常に前のめり』エピソードを教えてくださいよ!
香川:言い方は悪いですけど、仕事を選ばない。
明石:NO と言わない、YES or YES だもんね。これ表現むずいけど、とにかく必殺仕事人感はあるよね。 引き受けたものは、「形にして、やり切ります!」みたいな。
じゃあ3つ目の「神は細部に宿る」エピをお願いします!
余頃:私、一次情報がすごく好きなんですよ。現場に足を運ぶのが好きだし、Slackもスレッドまで全部見たい派。
明石:俺の逆だ。俺はまとめられたものが好きだし、Slackはログインしたら奇跡。これまじで教えてほしいんですけど、こんだけ色々やってる中で何でそんな細かく見ることができるの?体力が異様なの!?
香川:あ、絶対そうだと思う。
明石:もしくは香川に続き、余頃も2人いるの!?ねぇ!?
香川:僕もそれ最近思ってます。
余頃:「Connecting the dots」的な感じなんですけど、いろんな領域を把握していると全体がうまく回り出す時、ハイパーループに入る時があるじゃないですか。営業をやっているからマーケにも活きる、みたいな!
明石:要は、一瞬遠回り・非効率にみえるが1つ1つ丁寧にやり切ってるとめちゃくちゃブレイクスルーする瞬間が訪れて、成果が出ると。で、 それによってそれが仕組み化されて回るようになって、自分は楽になるわけだ。
余頃:だから、今も経理領域やっててメンバーの社内コミュニケーション費用をポチポチ承認してるんですけど、社内の交流や関係性が分かる=メンバー配置換えに活きるんですよね。
香川:でも、それをどの時間でやってんのかちょっとほんとわからない!
明石:その疑問は永遠に消えないよな…
明石:香川はどう?
香川:根っからの制作マインドなんで、案件の進め方は誰よりも細かいと思ってます。
僕、社会人1年目の時に「香盤は撮影前に自分で100回シミュレーションしろ」って教えられたんです。100回シミュレーションしたら香盤の中の細部に疑問が生まれて、その際の対処法とか改善策を頭の中で把握できるようになるんです。
余頃:シミュレーションしまくるんだ!
香川:なので、ミーティング・撮影・編集の前とか、何回かシミュレーションする癖がついちゃってるんです。自分で言うのもなんですけど、めちゃめちゃ大規模の案件でも、大きな事故を起こさない自信がありますね!
明石:そういう細かさの積み上げっていうのは大事ですからね。何だか世間にいまいち届いてないと思うんですけど、俺めちゃくちゃ細かいじゃないですか。よくメンバーにも言うけど、我々は動画とかTikTokのエフェクトとか、目には見えるけど触れないものを作っているわけで。例えば手品師が「今から手品やります!」っていう時に、その種がめっちゃ手の端っこから見えてるとか、帽子から鳩の羽が出ちゃってるとそのイリュージョンは崩壊しているわけですよ。それと同じ。
だから1個1個丁寧に作っていくっていう風なことで、『神は細部に宿る』をスタイルに入れたわけですよね。
“これから”に向かい、全力でやりきり続ける
明石:ここまで1時間ぐらい話してきて、お互いないし自身の事をより知れたのでは思います!ワンメディアは俺・余頃・香川の3人が屋台骨になっている会社なわけですね!ここで最後に、お互いに激励のメッセージを送って終わりにしましょうか!
余頃:香川さんが24時過ぎても残り続ける限り、私も残り続けて頑張ります!
香川:クソブラック!
余頃:1人で深夜に仕事に向き合うのってしんどくなってくるじゃないですか!でもそんな時に傍でPCに向かっている香川さんの存在に励まされたり、力をもらえるんです。なので、香川さんが頑張っている時間、私も頑張りたいし、そう思ってほしいですね、香川さんにも!
香川:僕からのメッセージでいうと…人事とかバックオフィス系含め、今は余頃さんに全てを担わせてる感じはすごくあるので、 もうちょっと肩の荷物を下ろしてあげたいですね!「クリエイティブに関してはもう何も心配いらない」と思ってもらえるように頑張るので、一緒にやりきりましょう!
余頃:よろしくお願いします!
明石:「ご対麺!」とか投稿しているのがなんか申し訳なくなってきた…
今、すごいワンチームが出来上がってきてる感じするじゃないですか。10周年を迎えて、その次の10年……ディケイドに向けて、頑張っていこう!
余頃:次はこのクロスインタビューが5人とか10人ぐらいでできるのが理想ですよね!
明石:確かにそれは素敵だわ、良い締めコメントだね!そうなるように頑張ろうね!!
余頃・香川:はい!!
メンバープロフィール
明石 ガクト
代表取締役CEO
1982年生まれ。静岡市出身。上智大学在学中に動画制作を始める。
2014年6月に新しい動画表現を追求するべくワンメディアを創業。
トヨタ自動車やソフトバンクなど、ナショナルクライアント向けにYouTubeやTikTokなどのSNSプラットフォーム向けの動画コンテンツを企画制作し、マーケティング活用する事業や、SNSクリエイターの業務支援を行っている。
2018年に『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』(幻冬舎)を上梓。
最新の著書『動画大全』(SBクリエイティブ)は韓国・台湾でも出版決定。
YouTube Works Awards 2022 クリエイターコラボレーション部門代表審査員、TikTokクリエイティブアワード 2023 代表審査員を歴任。
好きな監督は、スパイク・ジョーンズとミシェル・ゴンドリー。
X (Twitter):@gakuto_akashi
Instagram:@gakuto_akashi
余頃 沙貴
取締役COO / Chief Operation Officer
広島県出身。弁護士を目指して上京するも、東京大学在学中に広告・メディアの魅力に出会い、LINE株式会社に入社し大手企業のブランディング支援を担当。
2021年7月にワンメディアにジョインし、TikTok事業を立ち上げ。2022年9月より取締役に就任し、コンテンツスタジオ事業を統括。
前例のない大型プロジェクトを実現する情報分析と因数分解はお任せあれ。
好きな食べ物は、出張先のカフェで食べる朝のパンケーキ🥞
X (Twitter):@sakiyogoro
香川 拓真
執行役員 / Studio Dept. エグゼクティブプロデューサー
映像制作会社でTVCM・MV制作を経験し2019年にワンメディアへ入社。
プロデューサーとしてSNSに特化した広告案件の企画制作を行う。現在はクリエイティブ統括を担当。
YouTube Works Awards Japan 2022 「Best Target Reach 部門」受賞。
ゲームとネットカルチャーが大好きなITオタク🎮
何をしてもスピードが速いため「香川2人いる説」が度々浮上。
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お知らせ
PIVOTにて『社長改造-30DAYS-』後編が公開!「人生レベルで大きな変化が起きた」明石出演の密着ドキュメンタリーがついにフィナーレ
#ワンメディア #明石ガクト #採用情報 #NEWMEDIADAY2024-09-29 -
メディア掲載
「界隈をハッシュタグで捉える」ワンメディアに聞く、若年層向けショート動画攻略法
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プレスリリース
明石ガクトが日本No. 1ビジネスYouTubeチャンネルPIVOTの 『社長改造-30DAYS-』に出演!「社長を辞めるという選択もある」自らの存在意義を問い直した 密着ドキュメンタリーが公開
#ワンメディア #明石ガクト #採用情報 #NEWMEDIADAY2024-09-20