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ユニクロ「LifeWear Music」の画像
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ユニクロ「LifeWear Music」

プロジェクトの目的

ユニクロの公式YouTubeチャンネルにおいて、「LifeWear」ブランディングを強化する事ができるような新しいコンテンツの発信

コンテンツストーリー

「LifeWear」ブランディングを強化する新しいYouTubeコンテンツを発信したい

ユニクロの公式YouTubeチャンネルにおいて、ユニクロが大事にしている“生活に寄り添う服=「LifeWear」というコンセプトに沿った新しいコンテンツを発信し、よりブランディングを強化したい、という目的のもとワンメディアへご依頼をいただきました。

新たな生活様式を提案するBGV(Background Video)コンテンツをプロデュース

「LifeWear」というコンセプトをYouTubeに浸透させるべく、ワンメディアは「LifeWear Music」をプロデュースしました。本コンテンツは、音楽と映像を融合したBGVという新ジャンルのコンテンツになっており、普段の生活を衣替えするように、気分にあわせてライフスタイル・シーンを選ぶ新たな生活様式を提案することを目指しています。

一度見て消費されるコンテンツではなく、何度も見て愛されるコンテンツに

BGVというコンテンツに落とし込んだ背景について、担当プロデューサーは下記のように話しています。

⾃宅で過ごす時間が増えたことにより、YouTubeの視聴用途も多様化しました。その中でユニクロがYouTubeを通して視聴者の生活に寄り添うためにできることは何かと考え、その1つの答えとして辿り着いたのがBGVコンテンツでした。
“服ではなくそれを着る人が主役”という「LifeWear」の思想をどのようにYouTubeで体現するかを考えた時に、動画からのメッセージばかりが目立つのではなく、視聴者が「仕事をしているときにBGMとして流しっぱなしにしている」「家事の合間に最適」など、自分自身の生活に落とし込んで、SNSの中で発話しあえるような構造を作りたいと思いました。ふとした瞬間にお気に入りのラジオやプレイリストを流したりするように、生活の一部に溶け込む事で、一度見て消費されるのではなく、何度も見て愛されるコンテンツを目指しています。

“視聴者との接点”を意識したシチュエーション選定

本コンテンツは、“視聴者との接点づくり”を強く意識しています。YouTubeには音楽をメインにした作業用BGMコンテンツが多く存在していますが、大半が自然やアニメ画など流しっぱなしでボーッと見ていても心地よくなれる画で構成されています。それを「LifeWear」の思想を含めて実現させるため、下記3点が上手く合致するシチュエーション選定を行いました。

  • 作り込まないリアルなライフスタイルであること
  • 1枚画として惹き込まれる画作りができること
  • 登場人物だけにフォーカスせず、その空間全体に惹き込まれるシーンであること

視聴維持のモチベーションとなる“流しっぱなしにしたい心地良い音楽”を追求

「LifeWear Music」は、30分というワンメディアのコンテンツとしては長尺となっており、継続視聴のための工夫について、担当プロデューサーは下記のように話しています。

BGVの視聴維持モチベーションの大半を占めるのは、“流しっぱなしにしたい心地良い音楽”であることです。
そこで、核となるトラックメイカーさんの選定には力を入れました。今回制作した4本はそれぞれ、Toshiki Hayashi(%C)さん、関口シンゴさん、荒田洸さん、STUTSさんに参加して頂き、チルな雰囲気でありながらも個人の特徴が色濃く出ることで、一気に没入できる世界観のトラックを表現してくれました。
また“流しっぱなしにしたい心地良い音楽”という視聴者の期待を崩さないように、30分を1カットの映像で表現。YouTubeの視聴維持モチベーションとして「出ている人が好き」「展開が気になる」「役に立ちそう」といったポイントを押さえることが主流なのですが、そこに軸をずらすとBGVとしての期待値で視聴されずに結果、中途半端なコンテンツになってしまいます。30分1カットで突き通す事は制作陣にとってもユニクロにとってもかなり勇気のいることで、制作中は他のカットも撮影するべきか、編集でもっと賑やかにするべきかといった不安もありましたが、BGVとしての視聴維持モチベーションを崩さないように、1枚画で世界観を見せることを最優先にしました。

音楽と上手くマッチした世界観を1カットで表現

1カットで見せる分、1枚画での表現を意識しています。アングルの切り方・色の作り方・キャストの配置など、どれか1つでも欠けてしまうと安っぽい定点ビデオになってしまいます。そこで、監督に映像監督のPennackyさんをアサインしました。Pennackyさんの撮影したMVは、カット割りや凝った演出で魅せるのではなく、引きのアングルで独自の世界観を表現しています。そのため、本コンテンツにおいても、1カットでありながら、音楽と上手くマッチした世界観を作ることに成功しました。

配信結果

ユニクロの公式YouTubeで配信された本コンテンツは、1週間で4本全てが1万回以上の再生を記録しました。また、「#2 春に愛されるキッチンの日常」・「#4 音楽が生まれる時間のリズム」に関しては、配信開始から2週間弱で5万再生を突破し、Twitterでは視聴者からの好意的なコメントとともに作業BGMとしてシェアする投稿が多く見受けられました。結果、TwitterからYoutubeへユーザーの流入が増加し、単一プラットフォームに留まらない形で話題化できたスマートコンテンツとなりました。

展開メディア

・ユニクロYouTubeチャンネル